「やっぱやめようよ」お通夜に参列したくなかった男が涙目になったワケに泣ける【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学の研修医だ。同じ研修医で大学病院から失踪した道場久善を引き戻そうとした斉藤は、その場の流れで道場の祖父と行動を共にすることになる。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第20話「町の医者、という仕事」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)の第一内科で研修している25歳の研修医だ。

 彼と同じように研修をしていた道場久善が突然失踪したため、斉藤は彼の住まいである「道場診療所」に行って、連れ戻そうと試みる。

「道場診療所」は彼の祖父(じいちゃん)が所長を務める町の診療所だった。そこで、斉藤と道場は話をしていたが、じいちゃんの古くからの友人であるの石丸徳の病状が悪化したため、急遽石丸の家へ向かうことになった。

 石丸はガンの末期患者で、できることは何もなく、結局看取ることしかできなかった。

 道場はじいちゃんに「結局じいちゃんはなにもできないじゃないか……!」と責める。すると、じいちゃんは国民皆保険の落とし穴を実感することになった、ある患者のエピソードを教えてくれた。

 斉藤と道場は「医者って一体何だ?」と考え込んでしまう。

 斉藤は、「臨終に立ち会っただけなのに」と気後れする道場と半ば無理矢理、一緒に石丸の通夜に行った。

 そこで、じいちゃんを見た遺族たちの顔には笑みがあることに気づく。その姿を見た道場は――。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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