あらゆる産業の成長基盤になる「半導体」は本命テーマ!
半導体以外の関連株にも投資する「AI」投信にも注目!

 ここからは、この先長く続きそうなテーマの中でも“大本命”といえる「半導体・AI」の関連株を組み入れた投資信託を紹介。種類はたくさんあるが、なかでも実績が高く、プロが注目する2本を取り上げていこう(※以下、データや組み入れ銘柄は2025年7月末時点)。

 最初に紹介するのは、「半導体」をテーマにした投資信託の中でも抜群の実績を残す「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)/野村アセットマネジメント」だ。

「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は、2009年の設定来のリターンが30倍という超高成長のアクティブ型投資信託。「10年以上で見たときの成績が断トツ」と、SBI証券の川上雅人さんもイチオシする。

 投資対象は世界の半導体銘柄だが、集中投資が特徴。組入比率はトップのエヌビディアが32%、2位のブロードコムが23%、3位の台湾セミコンダクター(TSMC)が17%で、上位3銘柄だけで7割を超える。組入銘柄数も24と少なめ。この集中投資によって高い成績を出す一方、値動きも大きい。2022年は1月から12月にかけて38%下落した。値動きの大きさを理解した上で投資するようにしたい。

 続いて紹介するのは、「AI」の関連株に投資する「イノベーション・インデックス・AI/三井住友DSアセットマネジメント」だ。

「イノベーション・インデックス・AI」は、STOXXグローバルAIインデックスへの連動を目指すインデックス型の投資信託。組み入れ銘柄は、エヌビディアやブロードコムなど半導体関連が3割、マイクロソフトやオラクルなどAIを使って稼ぐソフトウェア関連が3割を占める。5年の成績が251%と高いのが特徴。AIを投資テーマにした投資信託として唯一、NISAのつみたて投資枠でも投資できるところが魅力だ。

ダイヤモンド・ザイ NISA投信グランプリとは
ダイヤモンド・ザイでは1年に1回、「NISAで買える本当にイイ投資信託」を部門別にランキングし、上位のファンドを表彰している。人気や知名度ではなく、データを最重視した完全実力主義のアワードだ。「1.どれだけ上がったか(上昇率)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの独自基準で評価を行う。また、非常に人気があり多くのお金を集めているにもかかわらず成績が振るわない投資信託も、「もっとがんばりま賞」として発表している。

<ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2025>
[2025年]受賞投資信託30本一覧

日本株総合部門
日本中小型株部門
米国株部門
世界株部門
新興国株部門
リート部門
フレッシャー賞
もっとがんばりま賞
(番外編)インデックス型「最安ランキング」
▼当グランプリの「選定基準」はこちら⇒https://diamond.jp/articles/-/363017

本記事は、ダイヤモンド・ザイ11月号の内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。