ドイツのミュンヘン空港は、複数のドローン(無人機)が目撃されたことを受けて2日夜、航空機の運航を停止した。欧州空域で相次ぐ妨害行為により、北大西洋条約機構(NATO)加盟国は防衛体制の見直しを迫られている。空港当局によると、ドローンが発見された2日夜に航空管制業務が停止され、17便の出発便が欠航し、乗客およそ3000人に影響が出た。さらに15便の到着便がドイツとオーストリアの他空港に目的地を変更した。ミュンヘン空港は航空便の運航停止後、「ドローンが目撃された場合、旅行者の安全が最優先だ」と述べ、ドローンの探知と防衛は連邦警察と州警察の責任だと付け加えた。NATOとその加盟国は、欧州空域で新たな脅威に直面している。これらの脅威では、しばしばロシアによる領空侵犯が疑われている。
独ミュンヘン空港が一時閉鎖、ドローン目撃で
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