出産を経て「5年ぶりのお芝居」で感じた変化
シャーロット・ケイト・フォックスが演じるイライザ・ベルズランドは、アメリカで活躍する女性記者でヘブンの同僚。聡明で、世界を飛び回る行動力を兼ね備えた“パーフェクトウーマン”。ヘブンに日本行きを勧める。
――『ばけばけ』へのご出演が決まったときの感想を教えてください。
『マッサン』『べっぴんさん』に続き、また朝ドラに出演できてうれしいです。今回演じるイライザ・ベルズランドは、これまであまり演じたことがなかったような役なので、それを演じられるチャンスをいただけたことに対しても、すごくワクワクしました。今回は、5年ぶりにお芝居をすることになります。その間に出産をして母になったことで、私自身が変化している部分もあると思います。それが、お芝居の中でも生かせるのではないかと思っています。
――イライザ・ベルズランドは、どんな役ですか?
イライザは、すごく努力できる人だという印象が一番強いです。特に環境に恵まれていたわけではなくて、自らの努力で仕事をつかみ、今の立場を得たような人。頭が良くて、知的だし、自立している強い女性だと思います。これから台本を読みながら、もっと彼女のことを知りたいと思っていますが、きっとチャレンジをすること、冒険することが好きな人なのだと思います。トミー・バストウさんが演じるレフカダ・ヘブンとの関係性も、とてもすてきです。この二人が、今後どうなっていくかも楽しみにしていてもらいたいです。
――撮影現場の雰囲気や共演者さんとのエピソードを教えてください。
今回初共演となるトミー・バストウさんは、本当にすてきなお芝居をされる方です。私は『SHOGUN 将軍』を見ていたので、もちろんトミーさんのお芝居も見ていたんですけれど、今回一緒にお芝居をすることができて、やはりすばらしい俳優だなと改めて思いました。
そして、久々のBK(NHK大阪放送局)はエレベーターに乗るだけでも懐かしく、いろいろな思い出がフラッシュバックして、マッサンの時に日本に来た頃の記憶がよみがえってきました。特に、『マッサン』を撮影していた1年間は、女優としてもすごく成長できた1年だったし、一人の人間としても、その後の人生で母になるための準備期間だったようにも思います。BKの皆さんには、本当に支えていただきましたし、今も私の日本の家族だと思っています。
――ドラマの見どころ・視聴者の方へのメッセージをお願いします。
私がイライザを演じることで、視聴者の皆さんを笑顔にしたいです。子どもを産んでから特に感じるようになったことですが、すべてがドラマチックな展開のストーリーでなくても、日常の中にはいろんな人たちが生きているストーリーがいっぱいあって、それらに癒やされている部分もあるということ。『ばけばけ』は、それらが表現されている作品で、すごく共感できるし、すてきだなと思っています。そんな物語の中で、イライザがどう皆さんを笑顔にするのかは、お楽しみということで(笑)。そして、日本の皆さんへ、まずは「ただいま!」と言いたいです。私の原点にもなっているこの場所に戻って来ることができたこと、ここでまたお芝居ができることに感謝しています。
トミー・バストウのほか、シャーロット・ケイト・フォックスの参加で、ますますグローバルになってきた『ばけばけ』。イライザがドラマにどんな影響をもたらすのか。「トミー・バストウさんが演じるレフカダ・ヘブンとの関係性も、とてもすてきです。この二人が、今後どうなっていくかも楽しみにしていてもらいたいです」というコメントが気になる!
