「毎日を気分良く過ごしたい」「他人に振り回されるのをやめたい」「自己肯定感を高めたい」……そんなあなたにおすすめなのが、日韓累計40万部を突破したベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(キム・ダスル著、岡崎暢子訳)だ。本記事では、ライターの小川晶子氏に、「大切にしている時間」についてご寄稿いただいた。企画:ダイヤモンド社書籍編集局)

「好きなこと」すら失っていく
ボードゲームや脱出ゲームなどが好きな仲間たちと「ゲーム部」を結成して6年ほどになる。
基本的に月1回程度、集まって何かしらのゲームで遊んでいる。
みんな忙しい中、都合をつけて集まるのはなかなか大変だ。
私自身も、常に締め切りに追われている身なので、ゲームに一日使っていいのだろうか? と不安になることがある。ゲームをする時間を仕事にあてれば、そのぶん仕事が進む。だから「今月はパス」と言おうかなと悩むことはしょっちゅうある。
しかし、結果的に欠席したことはない。
なぜ無理をしてでも絶対に参加するのか。
それは、ゲームが好きだからだ。
当たり前だと思うかもしれないが、好きなことに時間を使うことすら強く意識しないと難しいのである。
読書が好きだけど、最近本を読めていない。
旅行が好きだけど、最近どこにも行けていない。
こういう人は多いのではないだろうか。
ちょっと無理をしてでも頑張って時間を作らなければ、好きなことをする時間はどんどん圧迫されてしまう。
するといつしか、好きな気持ちすら薄れていくかもしれない。
好きなことには無理にでも時間を割く
『人生は「気分」が10割』の中に「好きなことには無理にでも時間を割く」という項目がある。
やりたいこととやるべきことが同時多発的に生まれても、人の体力と精神力には限界がある。だからこそ、少なくとも好きなことにだけは最善を尽くしたい。
――『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(p.184)
著者のキム・ダスル氏は、「好き」に手を抜くようになると、心から好きだったことも冷めてうやむやになってしまうことがあると言う。
そして、「後悔してきたことのほとんどが、好きなことを中途半端にしたとき」と述べている。
「忙しいから、まぁいいや」と、好きなことから離れていくのはさみしい。
ちょっと無理をしてでも「この日は好きなことをする」と決めてしまおう。
そのほうが、仕事の集中力も上がって、全般に良い効果があるのではないか。そうに違いない。
せっかくの「好き」を大切にしたいと思う。
(本稿は、『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』の発売を記念したオリジナル記事です)
大学卒業後、商社勤務を経てライター、コピーライターとして独立。企業の広告制作に携わる傍ら、多くのビジネス書・自己啓発書等、実用書制作に携わる。自著に『文章上達トレーニング45』(同文館出版)、『オタク偉人伝』(アスコム)、『超こども言いかえ図鑑』(川上徹也氏との共著 Gakken)、『SAPIX流 中学受験で伸びる子の自宅学習法』(サンマーク出版)がある。