
激増する訪日外国人観光客(インバウンド)が高品質な日本製を飲用し、SNSなどでも発信した影響で、海外への輸出が増えた「黄色い液体」とは?(カーゴニュース編集部)
*本記事はカーゴニュースからの転載です
激増するインバウンドが
SNSでも発信した影響か
ビールの2024年の全国における輸出実績が、数量15万1284キロリットル(前年比9.7%増)、金額210億4500万円(17.5%増)と数量、金額ともに4年連続の増加となった。数量は15万キロリットル、金額は200億円を初めて突破して、過去最高を記録した。
24年の門司税関管内の輸出実績は、数量9万9827キロリットル(12.9%増)、金額109億6800万円(21.7%増)と数量、金額ともに4年連続の増加。数量は9万キロリットル、金額は100億円を初めて超え、こちらも過去最高となった。
門司税関は、数量、金額ともに12年から24年まで13年連続で全国シェア第1位となっており、24年の全国シェアは、数量が66.0%、金額が52.1%を占めている。
12年以降の輸出推移は、全国、門司税関ともに20年には新型コロナウイルス等の影響もあって数量、金額が大きく減少したが、その後は急速に回復した。