業界では、コロナ禍後の各国の需要が回復していること、消費者の嗜好の多様化により輸入ビールへの関心が高まっていること、日本滞在時に高品質な日本製ビールを飲用したインバウンドのSNSなどでの発信が、現地での日本製ビール購入につながっているとみている。
全国での24年の国別数量シェアは、第1位韓国(構成比53.6%)、 第2位台湾(18.5%)、第3位中国(9.9%)となっており、上位3カ国で8割を超えている。門司税関では、第1位韓国(60.5%)、第2位台湾(20.2%)、第3位中国(7.8%)と全国と同じ順の上位3ヵ国で9割近くを占めている。
24年の港別数量シェアは、第1位博多(65.7%)、第2位名古屋(16.3%)、第3位沖縄地区(5.7%)。港別推移については、博多港が11年から急速に伸び始め、12年以降は、数量、金額ともに13年連続全国第1位となっている。
博多港のシェアが高い要因は、ビールの製造工場から近く、主要輸出相手国である韓国、台湾、中国にも近いことからビールの品質や鮮度の保持および輸送費の観点から地理的に優位であることが挙げられるという。
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