「“考えすぎ”から解放された」「心が軽くなった」「今を大切にしたくなった」
そんな感想が国内外から届いているのが、世界150万部突破・39か国刊行のベストセラーとなっている『STOP OVERTHINKING ── 思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』だ。Amazon.comでも1万3000超のレビューで世界が絶賛する話題書がついに日本上陸。本書によって日本人が考えている以上に「考えすぎ」が恐ろしい事態を招くことがわかった。本連載では「考えすぎ」から解放される5つの習慣を紹介。本書から一部を抜粋し特別配信する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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10分続ける。それだけ
今回は、ストレスに苦しんでいる人たちに向け、今こそ効果的な「ストレスマネジメント」を紹介したい。
本書で紹介した「反対行動法」のテクニックは、自分の気持ちを否定したり、感情を押し殺したりするものではない。
それとは正反対だ。
「反対行動法」は、無意識にネガティブな思考や行動パターンに陥ってしまう自分を自覚することで、さらに良い「感情調節」とセルフコントロールができる優れた方法だ。
本書で紹介した、交通事故で相手の運転手に攻撃的な態度を取られた例を思い出そう。
こんなときは我を忘れるくらいの怒りを感じるだろう。
だが、立ち止まって冷静に考えれば、感情に振り回されずに適切な対処法が見えてくる。怒りから生じる思考や行動は何の利益にもならないことに気づき、反対の感情に目を向けよう。
敵対的な運転手に、怒りや侮辱で応酬するのではなく、10分間だけ、怒ったり、怒鳴ったり、相手を非難したりしないと決める。
相手とはやわらかい口調で話す。緊張を緩め、中立的な立場を取りながら、相手の主張に耳を傾ける(ただ同意する必要はない)。
もし体の筋肉に力が入っているのに気づいたら、こわばりを緩めてみよう。
これを10分続ける。それだけだ。
勇気を与えてくれる
「反対行動法」のテクニック
10分経過し、相手との話合いが終わったら、いくつか気づきが生まれるかもしれない。
今の自分の気持ちに目を向けたら、事故直後に感じた強い怒りが収まっているだろう。
同時に、後悔しそうなことを言わなくてよかったと、内心ホッとしているかもしれない。
そして何より、落ち着いたふりをするのではなく、本心から落ち着いた気持ちになっていることに安堵するだろう。今のあなたなら事故についてグルグル考えたりしないはずだ。
怒りに任せて相手と口論していたら、何時間も頭に血がのぼったままだろう。
だが、10分間だけ、冷静に振る舞おうとしたから、怒りの感情に自分を奪われることなく、やるべきことを淡々と進めようと思えたはずだ。
ここで大事なことは、あなたが怒りや緊張を感じている事実を否定することなくこんな気持ちになれたことだ。
実際、あなたは10分後に、そうするのが適切だと思ったら、再び怒りを感じることもできたはず。でも、そうはしなかった。
「反対行動法」のテクニックは、当時の感情が確実に存在したという事実を十分に考慮する。
しかし、だからといって、その感情が湧き上がった瞬間にすべて受け入れる必要はない。
また、その感情に支配された思考で発言し、行動する必要もない。
これは、多くの人に大きな力を与えてくれる考え方ではないだろうか。
(本稿は『STOP OVERTHINKING ――思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』の一部を抜粋・編集したものです)



