スマホ・テレビ・ゴシップ……日常生活の99%はムダだらけ。しかし、ムダを捨てるためにいくら効率を良くし、生産性を上げても、他人の期待に応えているだけで、自分のためになっているわけではない。「依存のプロ」GoogleとYouTube出身の著者が生み出した、自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」とは? 27言語で刊行され、世界で累計30万部を突破している『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「頭が良くなりたい」は、全人類共通の願い
「頭が良くなりたい」というのは、全人類共通の願いではないだろうか。
『グッド・ウィル・ハンティング』のように、自分には隠れた才能があるんじゃないかと考えてしまうくらいには、私は「頭が良くなりたい」と万年望んでいる。
だが現実は、思っていた以上に厳しい。
私は高校生のとき、何度説明されても物理がまったく理解できず、職員室で号泣した。
こんな自分が、この状態から頭が良くなるなんてやはり無理なのでは……と思っている。
すきあらば「仮眠」する
グーグル出身のジェイク・ナップとユーチューブ出身のジョン・ゼラツキーが、多忙な毎日を乗りこなすための戦略をまとめた『とっぱらう』には、こう書いてある。
――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より
……だそうだ。
私の性格上、塾や講座に通うなどのように、お金や労力をかける必要が出てくると、一気に面倒になってしまう。
そんな私でも、「仮眠」はできる。だって、お金もかからない。しかも、やっていて辛くない。
「仮眠」をすると、認知能力が34%上昇する
でも、寝るだけで頭が良くなるって、そんなうますぎる話はあり得るのだろうか。
――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より
たしかに、NASAの研究と言われただけで俄然信憑性が増した。
これからは、大事な打ち合わせや会議の前に、仮眠をとってから行くのが効果的かもしれない。
職場で眠るのは気が引ける日本人へ
……とは考えてみたものの、実際、社会人が仮眠をとることは間違いなく難しい。
それに、なんといっても職場で眠るのは気が引ける(隣のデスクに上司いるし……)。
――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より
例えば、午後の仕事の効率を上げたいときや、大事な試験がこれからというときなど、今すぐ頭が良くなる必要があるときは、誰にだって訪れるはずだ。
そんなときに「仮眠」であれば、お金も労力もかからないので、騙されたと思ってぜひ試してみてほしい。
(本記事は、ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー著『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに作成しました。)