ダウン症の赤ちゃんの手術を拒否する父親、若手の必死の説得が一蹴されたワケ【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院のNICU(新生児集中治療室)で研修中の研修医だ。双子の低体重児を担当している斉藤と指導医の高砂は、双子の両親は「双子の弟がダウン症だった」と両親に告知する。しかし、父親はダウン症の子どもを受け入れることができずにいた。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第27話「告知」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医。

 NICU(新生児集中治療室)の指導医の高砂の元で、低体重で生まれた双子の赤ちゃんの担当として奮闘しているが、検査の結果、双子の弟はダウン症だとわかった。

 指導医の高砂は冷静に両親に告知。さらに、弟にはダウン症の合併症で十二指腸閉塞があるため、手術が必要だということを伝える。

 しかし、弁護士である父親・田辺秀勝は手術依頼の承諾を拒否した。

 斉藤はショックを受けて「ダウン症というのは医学的にみれば必ずしも重大な病気じゃないですから」「仮に障害があったとしてもそれがそんなにいけませんか……?」と説得しようとする。

 しかし、田辺は「君も医者なら感情を交えず話してみたまえ」とけん制し、高砂も斉藤に注意する。納得できない斉藤は「どうしてもっと説得しないんですか」と高砂を責めた。

 斉藤の言葉が気になった高砂は意外な場所へ向かう――。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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