【炎上回避術】絶対に使ってはいけない「NG表現」と「正解表現」
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉(ダイヤモンド社)など、累計33万部を突破した人気シリーズの原点、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)です。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。

【精神科医が教える】「炎上する人」と「炎上しない人」の決定的でシンプルな違いPhoto: Adobe Stock

あちこちで問題になっている「炎上」

今日は「炎上」についてお話ししようと思います。今、炎上はあちこちで問題になっている(あるいは意図的に狙っているケースもある)と感じています。

そこで「炎上」とはそもそも何か、そして炎上を回避する方法について考えてみましょう。

「炎上」の具体的な事例

まず、最近の事例をいくつか挙げます。少し前に、私たちの世代には漫画家として知られていますが、最近はイラストレーターとして活躍されている某氏が、「トレパク」(写真などをトレースしてイラストにすること)疑惑で炎上しました。すべての仕事に大きな影響が出ていると、1週間ほど前に話題になりましたが、これも一種の炎上です。

また、私が利用しているVoicyさんでも実は炎上がありました。今まで無料で使えていた機能が突然有料化されたり、その前に広告が入ったりしたことで、まず小さな炎上が起きました

さらにその後、ポッドキャストでは当たり前だった倍速再生(2倍速など)が有料化されるという発表があり、炎上が大きくなりました

「炎上」のメカニズムとは?

これらの炎上に共通することは何でしょうか? 世の中には炎上したくないと思っている人と、わざと炎上させようと思っている人がいると思います。

炎上の基本的なシステムとは、やはり「燃え広がる」ことだと考えています。何かが起きて、それが燃え広がるわけです。

特にネット環境では、多くの人が匿名で意見を書き込めるため、噂はいろいろな方向に広がり、時に全然違う内容になったりします。火種さえあれば、一気に(ほぼ無限に)広がってしまいます

炎上の「火種」となるもの

何が「火種」になるかは、タイミングやある種の「縁」のようなものもあります。もちろん、ある程度知られている人が火種となれば、元が大きいため広がりやすいです。

しかし、まったく無名な人であっても、そのやっている内容が多くの人の感情を「マイナス」に揺り動かすものであれば、一気に拡散します(例えば、お店の人が不適切な動画を撮るようなケースです)。