「スーパーで何を買えばいいかわからない」「作るものがマンネリ」「夕方になると憂うつ」――そんな料理に悩める人におすすめなのが、SNSで注目の料理家・長谷川あかりさんが提案する『ワンパターン献立』(ダイヤモンド社)。「毎日続く献立だからこそ、時間も手間も最小限でいい!」という考えのもと、買い物も栄養バランスも悩まない“献立システム”を紹介する画期的なレシピ本だ。調理時間は最短15分。作るのは食材3つで2品だけ。忙しい人こそパターン化することで料理のハードルを下げ、悩む時間を激減させる本書から「イチオシの調理法」を紹介する。
 撮影:竹之内祐幸
撮影:竹之内祐幸
「酒蒸し」は万能!
使い回せる最強調理法
深めのフライパンに野菜と肉、そして料理酒を回し入れ、ふたをして10分ほど蒸すだけ。何も考えたくない日の献立は、酒蒸しと決めています。
あまり考えずに作っても「味が濃すぎた」「焦げた」というようなよくある失敗の心配がなく、1品で食べごたえも栄養バランスも上々。
蒸している間に汁物などを作れる『ワンパターン献立』の基本形です。
フライパン酒蒸しのメリットとは?
 ①食材の旨みをとじ込める(=パサパサにならない、肉魚のだしを野菜が吸う)
 ②均一に火が通って、「ほったらかし」でOK(=焦げる心配が少ない)
 ③油必須ではないからヘルシー(=好みの味つけで、満足感は自由に足せる)
酒蒸しといっても、具材がたっぷりで食べごたえもあり、調味料の合わせ方次第で、和洋中エスニックさまざま調整可能。
料理酒はワインにしてもいいし、フライパンで蒸した後、水分を飛ばすとよりおかず感のある仕上がりにもできます。
いうなれば、余白のある料理。毎日酒蒸しでもマンネリしません。
 フライパン酒蒸しの基本ステップ
フライパン酒蒸しの基本ステップ
(本稿は、『シンプルだから悩まない! ワンパターン献立』を一部抜粋・編集したものです。書籍では、酒蒸し献立のレシピを紹介しています)
料理家、管理栄養士
10歳からタレント・俳優として活動し、NHK「天才てれびくんMAX」など、さまざまな番組に出演。大学で栄養学を学んだ後、管理栄養士の資格を取得。シンプルなのに意外性のある食材の組み合わせ、作りたくなるレシピがSNSで次々に話題となり、絶大な支持を集める。著書に『クタクタな心と体をおいしく満たす いわたりごはん』(KADOKAWA)、『わたしが整う、ご自愛ごはん』(集英社)など多数。







