「子どもNISA」26年改正も活用!

 株主優待チケットは「株主名簿上に記載のある本人のみ」使用可能です。家族や友人にも譲渡や転売はできません。

 金融庁は、未成年も利用できる「子どもNISA」を26年度に始める見込みです。その暁には、わが子にもOLC株を所有させ、毎年1枚のチケットをゲットしようと考えています。金融教育の一環にもなるし、一石二鳥です。

 とはいえ現実はシビアで、1年に1枚の優待チケットをもらうには子も500株所有する必要があります。OLC株が1株約3500円なら、500株で約175万円必要です。家計のやりくり、頑張ります!(2回目)

普通にチケットを買った方が安い(!?)

 最後に元も子もないことを書きますが、冷静に考えると、親子3人でディズニーランド・シーに行くなら、普通に入園券を3枚買った方が圧倒的に安いです。1株3500円とすると、3人で1500株所有するためには525万円も費やします。

 こうなったら、年に2回の配当金に期待するしかありません。あるいは、私も老いてインパする体力がなくなったら持ち株を売却し、売却益(キャピタルゲイン)を得たい。そのころには株価が今の倍になっているといいなと思います。

 とはいえ、高齢になって株を売却して生活費に充てる段階で、バブル崩壊やリーマンショック級の大不況で株価低迷……なんて最悪のシナリオもあり得ます。約35万円で購入したOLC株は、10月22日時点で、3700円だけ含み益が出ています。期待したようにならないのが、個別株の難しさなのでしょうね。

※本稿は特定の商品の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。