iDeCoを始めるなら
「運営管理手数料」が無料の金融機関を選ぶ!
最後に注意点を。運用による収益の足を引っ張るのは「手数料」だ。投資信託を選ぶ際は、運用管理費用(信託報酬ともいう)の安いものを選ぶのが鉄則である。
具体的には0.3%以下のものを目安に選ぶといいだろう。インデックスファンドが人気を集めるのは、アクティブファンドに比べて手数料が安いからだ。
また、iDeCoを始めるなら、商品だけではなくiDeCoの口座にかかる手数料にも目配りが必要だ。
加入・移管手数料は2829円で、これは1回だけかかる。運用中、毎月必ずかかるのは「収納手数料105円」と「事務手数料66円」。もう一つ「運営管理手数料」があるが、これは窓口となる金融機関によって無料のところと、月300~500円かかるところとさまざまだ。
運営管理手数料は、「無料」の金融機関を選ぼう。ネット証券、大手証券会社は無料のところが大半で、銀行は無料のところが少ないが、みずほ銀行は一定残高以上で無料となるのでハードルが低い。
iDeCoの口座移管はできなくないが面倒なので、金融機関選びの段階で「運営管理手数料無料」のところをリサーチして口座開設をしたい。