「子ども用の棺桶を見た事がありますか?」男が明かした赤ちゃんのお葬式が悲しすぎた【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院のNICU(新生児集中治療室)で研修中で、双子の低体重児を担当している。双子の弟はダウン症で、合併症の手術が必要だが、両親は拒否。斎藤は「親権停止」をして、どうにかす手術を強行したいと訴え、病院内で陰口を言われ始める。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第31話「見守る者」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医。

 NICU(新生児集中治療室)の指導医の高砂の元で、低体重で生まれた双子の赤ちゃんの担当として奮闘しているが、ダウン症の双子の弟は早く合併症の手術をする必要がある。しかし、両親は障害を受け入れられず、手術を拒否し続けていた。

 斉藤は「親権停止」を高砂に提案するが、一蹴される。そして、その噂は病院内を駆け巡っていた。

 自分が間違っているのか――と悩む斉藤に看護師の皆川も協力すると言い出す。

 裁判所への申立人となる親族を探し、その親族に子どもの手術に賛成してもらうという作業を、両親の説得を続けながら、こっそりやろうというのだ。

 斉藤は、そこで双子の祖父にあたる田辺誠治を探し、電話をするが「アンタらにワシらの気持ちが分かってたまるか!」と怒鳴られる。

 その頃、高砂は双子の母親を訪ね、自身が担当した赤ちゃんたちの成長を語る。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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