生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。生産性を上げるには家電(テクノロジー)が一番の武器になることがわかったからだ。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

【値上げラッシュがキツイ!】秋の食材価格の高騰、それでも1食300円で済ませる人はいったいなにをしているのか?
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なんでも高い!

 食材の価格が高騰中です。

 そうなると外食はむずかしく、自炊に頼ることが多いでしょう。

やっぱり自炊がいちばん安い

 ホットクックと並んで私が超ヘビーローテーションで使っている調理家電がヘルシオです。

 ヘルシオには基本的に、ホットクックが作ってくれる、スープや味噌汁類以外のすべてのものを作ってもらっています。

ほったらかしで料理ができる

 ヘルシオの正体はなにかというと、家庭用のスチームコンベクションオーブン(レストランやホテルなどの業務用厨房で活躍する万能調理器具)です。

 これはホットクック同様、材料を入れればボタン1つ、ほったらかしで料理ができる心強い味方です。

とにかくなんでもおいしく作れる

 オーブン機能だけでなく、グリル機能や、水を使った調理であるウォーターオーブンやウォーターグリル機能もある他、「ソフト蒸し」(100度ではなく70度や80度に設定できる)機能もあります。

 搭載されているセンサーが食材の状態を見極め、おいしく料理を仕上げてくれるので、ダイエット中の人にはうれしいサラダチキンも簡単に作れます。

1食300~400円で作っています

 私は焼き物でも蒸し物でも、ほとんどヘルシオを使います。

 急いでいるときは作りませんが、煮物についても、耐熱容器に材料と調味料を入れて「煮こみ」コースで50分ぐらい加熱すれば、プロが作ったようなおいしい煮物ができ上がります。

 ヘルシオは自分でかき混ぜなくてもほどよく中まで熱を通してくれるため、かぼちゃなどの柔らかい素材も、まったく煮崩れることなく料亭のような仕上がりに。

 しかもその間、好きなことができるので助かります。

はやりの「蒸し物」もまかせられる

 トウモロコシや枝豆なども、網に並べて「蒸し物」のスイッチを押せば、本格的な蒸し料理ができ上がります。

やけどのリスクもない

 急いでいるときにお湯を沸かしたり、こぼしたりといった面倒や、バタバタの中でお湯でやけどをするリスクもありません。

「焼き物」もうまい

 焼き芋餅焼きにもよく使います。

白飯がおいしければなんとかなる

 密閉された庫内で遠赤外線を使って調理する「かまど」と同じ原理を使えば、とても香ばしくでき上がるので、時間があるときは土鍋ごはんもヘルシオで炊いています。

 こちらも料亭と同じクラスのごはんができ上がります。

 普段は炊飯器の早炊きでさっと炊いてしまうのですが、時間があるときはヘルシオで、レストランや料亭並みの料理を自宅で味わうことができるわけです。

外食はなかなかできない、でも……

 食材価格が高騰すると、外食もなかなか手が出ません。

 そんなときは自炊でおいしいものをかんたんに手作りする。

 そのために私は、家電を120%活用するようにしています。

(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。本では品番や値段も明記しています)