「あの大事な紙、どこいった?」のイライラに終止符をうち、お金、時間、人生をコントロールしよう! 10万人を救った紙片づけメソッドの図解版『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』(石阪京子著)が発売に。「必要な紙が5秒で見つかる」画期的な片づけ術が、図解で直感的に分かり、紙を減らすスマホ活用術も超絶丁寧に解説。本連載では本書から、抜粋・編集してメソッドを紹介していきます。

【「あるある」すぎて衝撃!】「ファイルブック」を使って紙を片づけると絶対、失敗する理由Photo: Adobe Stock

透明クリアシートがついているファイルブックに整理する人は多いが

 ここまでで、入ってくる紙の9割は捨てられると説明してきました。そして、いよいよ9割捨てて1割だけ残った「必要な紙」を使いやすく収納していきます。

 紙を収納するアイテムは、すでにみなさん色々なものを使っていらっしゃると思います。特に多いのは、100均で売られている、透明のクリアシートが30枚ぐらいついているファイルブックではないでしょうか。紙を一枚一枚入れられるので、開いたときに見やすいですし、「ちゃんと収納している感」もあります。

 けれども、私はあまりおすすめしません。なぜなら、出し入れするのに時間がかかるからです。たとえば、新しく紙が入ってきた場合、ファイルブックにしまうためには、

①ファイルブックを手に取る
②開く
③シートが空いているページを探す
④入れる
⑤閉じる
⑥元の場所に戻す

と、実に、6アクションもかかります。

 しかも、クリアシートが静電気でくっついて、うまく開かないなんてこともありますよね。イライラしますし、時間も余計にかかります。

入っているシートに押しこんだり間にはさんだり、結果グチャグチャに

 また、新しく紙を入れようと思ったときにクリアシートがぜんぶ埋まっていると、すでに紙が入っているシートにその紙を押し込んだり、シートとシートの間にはさんでいって、結局ぐちゃぐちゃになったり、バサッと落ちてしまったり…なんてこともあるのではないでしょうか。

 だから、石阪式のファイリング術では、「ファイルボックス」を使って収納していきます。

 ファイルボックスのよいところは、間口が広いので上からサッと入れられること。そして、紙を立てて収納できるので紙が埋もれないことです。ファイルブックのように、紙を一枚一枚、丁寧にしまいません。上から投げ入れるポイポイ収納です(後述しますが、ボックスの中で紙の量が増えてきたら、便利グッズでさらに細分化していきます)。

 だから、忙しい方でも無理なく続けることができるのです。

*本記事は、『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』より、抜粋・編集して作成しております。