米連邦準備制度理事会(FRB)高官らは今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、突如として差し迫った判断を求められている。それは利下げとは関係がなく、6兆6000億ドル(約1000兆円)に上る保有資産の縮小を数日以内に停止すべきか、それとも縮小停止を年末まで待つべきかというものだ。つい2週間前には、FRBは年末に停止決定を下す方向に進んでいるように見えた。ジェローム・パウエル議長は、主にテクニカルな金融調節の力学に焦点を当てた異例の講演で、FRBは3年にわたり保有資産の縮小に取り組んできたが、それを終了すべき段階に「今後数カ月で」近づく可能性があると述べた。しかしアナリストらは、それ以降の翌日物市場で予想以上に圧力が強まっているため、より早い段階での縮小停止が必要になるかもしれないとの見方を示す。
FRBに急務の判断:保有資産縮小をいつ終えるべきか
翌日物市場に資金調達圧力の兆候
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