例えば、
「これからご説明する内容で、商品への理解が十分進み、『ああ、たしかに良いかもな』と思っていただいた場合には、商品採用に向けたハードルがないかなど、ぜひご意見をお聞かせいただきたいと思います」
「この企画については、他社との関係を踏まえるとスピードが大切です。クリティカルにダメ・NGというようなことがない場合は、まずは次のステップに進ませていただいて、次のご報告タイミングであらためてGO/NO GOの判断をするという形にさせていただきたいと思っていますので、その前提で各種ご意見をいただければと思います」
「課題に関する状況をご理解いただいたうえで、進め方などについて、アドバイスいただけると幸いです」
などの言葉を、冒頭のゴール説明に付け加えることで、相手は「どういう気持ちで、どういう反応をすると良いのか」を認識することができます。
これにより、プレゼンはより有意義なものになるでしょう。
プレゼンとは
「相手を導くためのツール」である
プレゼンを「単なる情報伝達の場」として捉えがちな若手に対して、「相手を導くためのツール」であることを教えてあげること。それが、マネジャーが部下に贈るべきプレゼン上達の核心です。
相手を動かすことができれば、プレゼンは成功です。
もちろん、無理矢理に説得して相手を思い通りに動かそう、ということではありません。
相手が理解できるように、必要な情報をそろえる。
それを、相手の心に響くように、丁寧に伝える。
同じ地図を見て、同じ目的地を目指す。
プレゼンについて若手にアドバイスする際には、この「地図」を一緒に作り上げるようにしてあげましょう。
明日の会議で、若手が少しでも“導くプレゼン”ができるようになるために、あなたのアドバイスはきっと役に立つはずです。








