この対話は、多くの個人投資家が自身の経験と重ね合わせ、深く共感できるのではないでしょうか。
投資家が学び、成長していく上での重要なヒントが隠されています。
「お金」から「面白さ」へ
「お金がほしい」という動機は、投資を始めるきっかけとして決して浅はかなものではありません。むしろ、生活を向上させたいという、非常に人間的で強力なエネルギー源です。
しかし、シゲルさんが指摘するように、市場は常に変動し、厳しい局面もあります。お金「だけ」をモチベーションにしていると、損失が続いた時に心が折れ、相場から退場してしまうかもしれません。
大切なのは、「本物」という言葉に集約されています。利益が出た喜びから、やがて投資という行為そのもの、すなわち経済の動きや企業分析、市場心理の奥深さに「面白さ」を見出すこと。そうなった時、投資は短期的な損得を超えた、生涯のパートナーとなり得ます。
変わるための「本気」
主人公は40歳にして「変わりたい」と強く願っています。投資を始めるのに「遅すぎる」ということはありません。
重要なのは「本気でやってみぃ」という覚悟です。なんとなく儲かりそうだ、という姿勢ではなく、真剣に学び、自分自身と向き合うこと。「できると思えばできるし、できんと思えばできん」という言葉通り、最終的に人生を変えるのは、他の誰でもない自分自身の「本気」なのです。
この物語は、株式投資が単なる資産形成の手段ではなく、人生を好転させるための「自己変革のプロセス」でもあることを教えてくれます。
※本稿は、『89歳、現役トレーダー 大富豪シゲルさんの教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。











