1人ではなく、何人かでワイワイとやれるというところはいいです。暮らしやすさでいうと、紋別よりは人口が多いので、プライバシーがなく生活が丸見えみたいなところは薄まりますし、自分の生活の広がりとしても、弁護士過疎地とはまた違った楽しさがありますね。
海外と取引している企業は相当あります。また、税理士さんとか司法書士さんなどの、他士業とのつながりもおおいにあるので、お互いに案件を紹介するような話もあるわけです。
地方の国際案件の話についてですが、結構大きな紛争になってしまうと、私たちの事務所の手に負えないかもしれません。
『弁護士不足――日本を支える法的インフラの危機』(内田 貴編著、筑摩書房)
ただ、それなりに顧問先のビジネス案件も手がけていますし、工場を海外に出しているけれども、そちらの方でトラブルが起こったから、元々の契約書を見てくれとか、レターを送りたいから書いてくれと頼まれる案件は時々あります。
また、中国語など、英語以外の言語にも対応できれば、さらに業務の幅は広がると感じています。
個人の事件であれば、国際交流協会から外国人の離婚事件等を紹介されることもあるので、国際案件のニーズもかなりあると思います。
あとは、英語を用いる案件としては、これはいわきの話ですが、いわきだけではなく、いろいろな都市でもそういう話を聞きますよね。全国同じような案件があると思います。
地方で住み始める外国人は増えていますし、インバウンドの全国化に伴うトラブルもあるでしょうし、労働者も増えていってトラブルも発生するでしょうし、ニーズはどんどん増えると思います。







