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「言われたことをやる」のではなく自ら考えて行動し、成果を出し続けるのが、仕事におけるチームの理想像だろう。だが、指示待ちの部下にはどのように業務を振ればよいのだろうか?チームメンバーの主体性を育てる、リーダーの接し方について解説しよう。※本稿は、株式会社クロスリバー代表取締役社長の越川慎司『一流のマネジャー945人をAI分析してわかった できるリーダーの基本』(日経BP)の一部を抜粋・編集したものです。
指示待ちタイプの部下には
「逆質問」が効く
「部下が言われた通りにしかやらない」
「指示待ち状態から抜け出せない」
こんな悩みを持ち、モヤモヤしているリーダーは少なくありません。
一方、自走するチームをつくることに成功したリーダーは、ある実験が功を奏したと教えてくれました。
それは、指示の前に逆質問することです。業務指示の前に「あなたならどうする?」という「逆質問」を習慣的に行っていたのです。
たとえば、ある物流企業の現場リーダーは、次のような声かけを心がけています。
「この案件、どう進めていくのがいいと思う?」
「クライアントの要望に対して、君だったらどんなアプローチを考える?」
「今の状況を改善するために、どんな方法が考えられそう?」
「クライアントの要望に対して、君だったらどんなアプローチを考える?」
「今の状況を改善するために、どんな方法が考えられそう?」
こうした逆質問には、3つの大きな効果があることがわかりました。
1、メンバーの理解度が自然と可視化される
2、指示を出す前に、相手の発想を引き出せる
3、「自分で考える」習慣が自然と身につく







