「指示待ち部下」を自ら行動させるための「逆質問」とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

自ら考えず、上司の指示どおりにしか行動しない「指示待ち部下」に困っていませんか。指示待ち部下にはどう接することで、自律的な人材へと育ってくれるのでしょうか。1分トークコンサルタントの沖本るり子氏の新著『人を動かしたければ1分以内で伝えろ!』からの抜粋で、指示待ち部下を変えるための、マネジメントの心得をお教えします。

「指示待ち」のサイクルに陥る
部下とのコミュニケーション

 最近、リーダーの立場にある人から、「自分が指示命令を出さなくても、部下が自分で考えて動けるようになってほしい」という話を、よく聞きます。

 あなたの部下は、指示待ちでしょうか。それとも自分で考え動く人でしょうか。

 部下「リーダー、秋の新製品キャンペーンの準備をやるように、とのことですが、何から始めたらよいのでしょうか」

 リーダー「あぁ、君は、案内状の発送準備を頼むよ。まず、各部門に顧客リストを来週中までに出すように依頼して。それから、月末までに発送できるように一覧リストの作成を頼むよ。そこまでできたら報告して。また私が指示出すから」

 このように、指示を仰がれると、ついその通りに指示を出したりしていませんか?