「仕事ができるリーダー」が欠かさない、“部下の不満爆発”を防ぐたったひとつの習慣写真はイメージです Photo:PIXTA

社員や部下の退職、メンタル不調などによる休職、職務やメンバーの中での不満の爆発……こうした仕事上でのネガティブなサプライズは、ある日突然訪れるもの。こうした事態を避け、突然の退職や休職などの「前兆」を見逃さないためには、何に気をつければよいのだろうか?※本稿は、株式会社クロスリバー代表取締役社長の越川慎司『一流のマネジャー945人をAI分析してわかった できるリーダーの基本』(日経BP)の一部を抜粋・編集したものです。

ネガティブサプライズは
「適切な対話」で防げる!

 突然の退職やメンタル不調、育成機会の損失、メンバー間の摩擦、評価への不満……このようなメンバーのネガティブなサプライズは突然訪れます。

 ネガティブサプライズは、リーダーの努力やチームの士気に大きな影響を与えることがありますが、この課題は「適切な対話」で防ぐことができます。

 ここでは、リーダーがどのようにして「適切な対話」を実践し、チームの健全な運営を維持するかについて、状況別に具体的な事例を交えて解説していきます。特に、「ネガティブな側面」にフォーカスした際の効果を中心にお伝えしていきましょう。

 突然の退職は、その多くが「前兆」を見逃した結果です。

 リーダーが日常的に「適切な対話」を心がけていれば、メンバーの内面や将来への展望、抱えている不満を早期に把握し、手を打つことが可能になります。