数々の企業を再建してきたデヴィッド・ノヴァクは、世界の成功者100人から仕事も人生もうまくいくための知見を集め、『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、特に「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)興味のあるなしはセンスの問題?
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危機は突然やってくる
「なんで今こんなタイミングで…」
そうつぶやいたことが、誰にでも一度はあるはずです。
提出間際のレポートを作成しているときに、突然パソコンがフリーズする。
大事な会議の朝に限って電車が止まる。
やっとまとまったプロジェクトが、上司の一言で白紙に戻る。
危機というのは、なぜかこちらの都合などお構いなしにやってきます。
危機に対して「選べること」とは?
数々の企業を立て直してきたデヴィッド・ノヴァクは、こう語っています。
アクティブ・ラーナーは、立ち止まり、過去の危機で培った経験を活かそうとする。その経験を、自信や逞しさ、希望や前向きな気持ちを得ることに役立てているのだ。
危機はいつだって突然で、理不尽で、不便です。
けれど、ノヴァクが強調するのは、「どう受け止めるか」は選べるということ。
私たちは、トラブルが起きると「最悪だ」「ついてない」と嘆きたくなります。
でも、後から振り返ってみると――
データを失ったことでバックアップの大切さを痛感したり、電車が止まったおかげで知らないルートを覚えたり、衝突した上司との話し合いが、結果的に信頼関係を深めるきっかけになったりするのです。
成功を掴む人がやっていること
ノヴァクは言います。
それは自分自身や世の中を知り、その危機的な状況をうまく切り抜ける方法を理解するための学びになる。
成功を掴む人とは、うまくいったときよりも、うまくいかなかったときを「材料」にできる人のことです。
危機は、いつだって勝手にやってきます。
でも、そこで立ち止まって考えた分だけ、次に訪れるトラブルには少しうまく対処できるようになる。
それこそが、ノヴァクが語る“学び続ける力”なのです。
(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集して作成しました。)








