もし映画が1年遅れていたら…
世界恐慌でディズニーランドもなかった?
1929年9月ごろからニューヨーク証券取引所で株価が下がり始め、10月24日の株価大暴落「ブラック・サーズデー(暗黒の木曜日)」をきっかけに世界恐慌に突入します。ということは、『蒸気船ウィリー』の公開がもし1年遅ければ、ミッキーはこれほど大ヒットしていなかった、つまりディズニーランドもこの世に存在しなかったかもしれません……!
アメリカの1920年代は「狂騒(または狂乱)の20年代」と呼ばれるほどの好景気でした。フォードが自動車を普及させガソリンスタンドが根付きます。洗濯機や掃除機、ミシンなどが中流家庭で一般化し、大量生産・大量消費社会が到来します。そんな好景気に沸いていた1928年にミッキーが誕生したことは、まさに奇跡だったと言えるでしょう。
“世界キャラクター総収入ランキング”
ミッキーは意外にも4位、1位は?
ディズニーキャラクターはアニメ映画にとどまらず、テーマパーク、ホテル、ミュージカルや演劇、アイススケートショー、グッズやフードなど多様なメディアや体験を組み合わせた、メディアミックス戦略によって収益を拡大してきました。こうした複合的な展開が、ミッキーの長期的な人気と強い経済性を支える基盤となっています。
2019年のデータですが、アメリカの金融会社Title MAXが、世界の有名キャラクターの総収入に関するランキングを発表しています。総収入は、グッズを筆頭にビデオゲーム、トレーディングカード、コミックス、動画配信などキャラクターが生み出す複合的な収益を合算したものです。
1位は、意外にも日本の「ポケットモンスター」でした。2位はサンリオの「ハローキティ」、3位は「くまのプーさん」(A.A.ミルン原作)、4位にミッキーマウスがランクインしています。1928年の誕生からミッキーが稼いだ額は705億8700万ドル、日本円で約10兆9200億円に上ります。







