孤独な投資家が飼っている“小さな相棒”の正体
テレビ・ネットで「日本のウォーレン・バフェット」と話題! 1936年(昭和11年)、兵庫県の貧しい農家に4人兄弟の末っ子として生まれた。高校を出してもらってから、ペットショップに就職。そこでお客だった証券会社の役員と株の話をするようになったことがきっかけで、19歳のとき、4つの銘柄を買ったのが株式投資の始まりだった。バブル崩壊では10億円あった資産が2億円にまで激減。しかしあれから70年、89歳になった今、資産は24億円以上に増え、月6億円を売買しながら、デイトレーダーとして日々相場に挑んでいる。隠しごとなしに日常生活から投資法まで全部書いた話題の書『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え 資産18億円を築いた「投資術」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。資産24億円に増えた今刊行した“小説形式”だからスラスラ読めて、プロの儲かる知識がドンドンわかる待望の続編は、『89歳、現役トレーダー 大富豪シゲルさんの教え』(ダイヤモンド社)。
癒しのインコ・ピーちゃんを頭にのせてトレードするシゲルさん(写真:松田小牧)
孤独な戦場に安らぎをくれる「小さな相棒」
日々デイトレードに勤しむ私には、癒やしのペットがいます。インコのピーちゃんです。
若い頃、ペットショップを経営していたくらいですから、動物は好きですし、世話には自信があります。犬も飼いたいところですが、狭いマンションで飼うのは難しいですからね。
言葉は交わさずとも通じ合う「心の対話」
ピーちゃんの言っていることは、だいたいわかります。
「お腹がすいた」とか「カゴから出してほしい」とか、私に訴えかけてくるんですよ。
相場のリズムを共有する「ランチの儀式」
お昼ご飯は、一緒に食べます。
ピーちゃんもそれをわかっているので、前場が引けてお昼ご飯を食べるとなれば「早くカゴから出してくれ」と鳴くんです。
癒しのインコ・ピーちゃんを頭にのせてお昼ご飯を食べるシゲルさん(写真:松田小牧)
七代にわたり受け継がれる「変わらぬ名」
ピーちゃんは7代目のインコです。7代目まで、全員がピーちゃんという名前です。いまのピーちゃんは生後2週間程度でホームセンターから買ってきました。
ピーちゃんも、私がピーちゃんの言いたいことをわかっているのを理解しているから、よく懐いてくれています。カゴから出たら私のほうに飛んできて、肩や頭に乗ったりしますからね。
ペットの枠を超えた「我が子」同然の存在
ピーちゃん用のご飯ももちろんありますが、いつも私の食べているものを食べたがります。私にとってピーちゃんは、子ども同然なんです。


