「もう無理……」と心が音を立てて折れそうになったことはないだろうか。そんなとき、現実からほんの少し逃げ込める“避難場所”が必要になる。本稿では、日韓累計44万部を突破した『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)の最新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(同)から内容の一部を抜粋・再編集して、「現実から少しだけ逃げる方法」についてをお届けする。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)

【もう無理】頭のいい人が「限界まで疲れたとき」にやっていること・ベスト1Photo: Adobe Stock

疲れたときこそ「旅」をする

 もう無理ってところまで追いつめられても、どれほどつらいのかなんて言葉では言い表せない。日常をこなすだけで精一杯で、これ以上進めそうにない。

 そんな限界を感じているのなら、ほんの数日でもいい。全部キャンセルして非日常に身を置いてみる。休日なんて名ばかりで、心から休めてもいない。だから勇気を出して休むのだ。

 とはいえ、遠くへ旅立つ気にはならない。仕事や学校、家事、育児……ギリギリのスケジュールや懐事情を思えば当然だ。

 こんなときこそ、近くて手軽な旅をおすすめする。旅と言っても、近場の里山や湖、街路樹が美しい道を散策したり、知らない町の静かなカフェを訪ねてみたり。その程度でも十分だ。いかにもな旅先じゃなくても気分転換になる。

 自宅と職場の往復からほんの少し離れてみるだけで、息のつまるような心と思考に風穴が開く。新鮮な空気が舞い込んでくる。それだけで立派な旅に出たのと変わらないくらいリフレッシュできる。

 近くて手軽でありながら最高の癒しをくれる、とっておきの場所。いざっていうときのために、こうした行き先をストックしておくことは、僕らに必要なライフハックだ。

(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)

 いかがだっただろうか。キム・ダスル氏の新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』では、心が折れそうになった時に自分を大切にする方法が綴られている。是非本書を手に取ってみてほしい。