「けっきょくお金がすべてでしょ?」と言われたら何と言い返せばいい?
そんなあなたにすすめたいのが、全世界45言語に翻訳され、世界500万部を突破しているベストセラー『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』(ジョン・ストレルキー 著/鹿田昌美 訳)だ。「何度読んでもハッとする」と話題の一冊から、おすすめの名言について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
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「お金がすべて」という言葉
「けっきょく世の中、お金がすべてでしょ?」
この一言は、妙な説得力を持っています。
家賃も、食費も、教育も、老後も、たしかにお金がなければ成り立たない。
だから多くの人が、この言葉を現実的なものとして受け入れてしまいます。
けれど、その言葉に従って生きていくと、なぜか人生はどんどん苦しくなっていく。
お金を優先したはずなのに、満たされるどころか、常に追われている感覚だけが残る。
その違和感こそが、「お金がすべて」という考え方の落とし穴です。
お金中心の人生の末路
『世界の果てのカフェ』という本では、その構造をこう言い切っています。
だから、支払いのためにますます仕事に費やす時間が増える。
仕事に費やす時間は、私たちが人生に望む過ごし方ではないから、さらに満たされない気持ちになる。
なぜなら、やりたいことをする時間がさらに減ってしまうからよ。
――『世界の果てのカフェ』より
ここで描かれているのは、お金を増やすほど自由が減っていく逆説です。
「安心のため」にモノを買い、「将来のため」に仕事を増やし、その結果、「今」を生きる時間がどんどん削られていく。
お金を中心に人生を組み立てると、人生そのものが「支払いのため」になってしまうのです。
本当の問題は「お金が大事」ではない
誤解してはいけません。
お金は大事です。
現実を無視して生きることはできない。
問題は、「お金が目的」になってしまうことです。
お金は本来、やりたいことをやるための「手段」であるはずなのに、いつの間にか、
「お金を稼ぐために生きる」
「支払いを続けるために働く」
という構図にすり替わってしまう。
その瞬間から、人は、「何のために生きているのか」を見失います。
やりたいことは後回しにされ、人生は常に将来の準備のまま止まってしまうのです。
「お金がすべて」と言われたら、こう言い返そう
「けっきょくお金がすべてでしょ?」
そう言われたら、こう返してみてください。
「お金は大事だけど、人生の中心に置くと、人生そのものが減っていくよ」
『世界の果てのカフェ』が教えてくれるのは、お金を否定することではありません。
お金の「位置」を正しく戻すことです。
人生の中心に置くべきなのは、お金ではなく、自分がどんな時間を生きたいか。
その軸が決まったとき、お金はようやく、人生を支える「道具」に戻ってくれるのです。
(本稿は、『世界の果てのカフェ』の発売を記念したオリジナル記事です)




