数々の企業を再建してきたデヴィッド・ノヴァクは、世界の成功者100人から仕事も人生もうまくいくための知見を集め、『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、特に「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【学歴なんて関係ない】世界の一流が大切にしている習慣とは?Photo: Adobe Stock

世界の一流たちの「習慣」

私がこれまでに出会ってきた成功者たちは皆、学ぶことを習慣にしていた。
彼らは、それが自分や他人の可能性を広げる唯一の方法であると信じていた。

意外な例えに聞こえるかもしれないが、彼らはビデオゲームの『トゥームレイダー』の主人公、ララ・クロフトみたいなものだ。
このゲームでは、プレーヤーは「アビッドラーナー(Avid Learner:熱心な学習者)」と呼ばれる特別なサバイバルスキルを獲得できる。
重要な情報を発見する度に「経験値」が増え、速く前進できるようになる。

私は最近、人が学習について何を語り、考えているのかを調べている中で、このゲームと「アビッドラーナー」のことを知った。

「学び」が成功のキーワード

私はこれまでの人生を通して、何度も「あなたが大企業のリーダーになり、チームや会社の業績を上向かせ、充実した人生を送れた秘訣は何ですか?」と尋ねられてきた。

それは、「学ぶこと」だ。

私は『トゥームレイダー』が世の中に登場するずっと前から、「熱心な学習者になろう!」と呼びかけてきた(きっとゲームの開発者が、私の言葉を真似したにちがいない)。
何をするか、どんな目標を追求するかにかかわらず、私は人生と仕事において学びを最大の戦略にしてきた。

学びはキャリアの早い段階で経験を積むのに役立ち、困難な時期を耐え忍び、好調な時期に大きな成功を手にするのに役立った。
私は、誰かと一緒に優れたアイデアを見つけ、そのアイデアを使って可能性やチャンスを生み出すことに深い喜びを感じる。
その根底にあるものも学びだ。

学歴に左右されるものではない

人生のあらゆる側面を学びの場にし、学ぶことを日々の習慣にし、最重要のスキルとして高めていけば、キャリアやリーダーシップ、人間関係が花開き、幸福感や充実感も高まっていく。

何かを学ぶうえでは、もちろん正規の教育も役立つ。
しかし、ここでの「学び」とはそれだけではない。
この学びは、学歴に左右されるものではない。

(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集して作成しました。)