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中学受験でもっとも差がつきやすい教科といえば算数だ。授業で理解したはずなのに問題を解けない子が多い背景には、学習の“始め方”に共通点があるという。大手進学塾で教壇に立ち、多くの合格者を輩出してきたユウキ先生が、家庭でも実践できる算数を学ぶときのポイントを紹介する。※本稿は、中学受験スリースターズ代表講師のユウキ先生『「まだ伸びる!」をあきらめない 中学受験 子どもの成績の本当の伸ばし方』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。
算数の問題を解く際に
意識すべき3つのポイント
中学受験において、算数ほど取り組み方で差がつく教科はありません。私がYouTubeや過去のカウンセリングでお伝えしてきた内容を踏まえ、算数の成績を着実に伸ばす具体的な学習方法をお伝えします。
算数は問題を解き始める「その瞬間」から差がつきます。授業でしっかり話を聞き、理解したはずなのに「宿題を解き始めると全然わからない!」と頭を抱えている子どもの姿を見るという保護者は少なくないでしょう。この原因は単純です。それは「なんとなく解き始める」から。問題を解くときには必ず次の順番を意識してください。
(1)問題文を正確に読む
問題文をゆっくりていねいに読み、「何を聞かれているか」「どの数字をどう使うか」を明確にします。私がこれまで見てきた成績が伸びない子どもの多くは、この段階でささっと問題文を読み飛ばし、「なんとなく図を描いたり計算したりしている」状態です。







