気をつけているつもりなのに、なぜか同じ失敗を繰り返してしまう――。そんな自分にがっかりした経験はないだろうか。頑張っても空回りし、反省のつもりがただの自己嫌悪になってしまう。けれど、人生を変えるには〈やること〉より〈やらないこと〉を見極めるほうがずっと効果的だ。本稿では“人生の指針”を示してくれる新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から「“建設的に反省する”ための習慣についてのエッセイを抜粋・再編集して取り上げる。なお、本書は“気分をコントロールするための本”である『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(著訳者・同)の最新刊。是非注目してほしい。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)

「やればやるほど空回りする人」と、「なぜかいつもうまくいく人」の決定的な違いPhoto: Adobe Stock

「後悔」ではなく「反省」をする

 ほんの少しの心構えで、人生はぐっと開けてくる。たとえば、こんな8つの意識だ。

 □自分の判断基準を持つ
 □言葉遣いに気を配る
 □失敗と向き合い、分析する
 □後悔ではなく反省をする
 □あと一日だけ継続してみる
 □感情のムラを仕事に持ち込まない
 □自分でコントロールできないことはあきらめる
 □最後は自分を信じる

 トラブルは、自ら作り出していることも少なくない。失敗にくよくよ悩まない強さを持つことも大事だけど、悩む状況を増やさないことがいちばん賢い。

 健康維持のためには、体にいいものを多く摂るよりも、害になるものを避けるほうが先決だという。

 人生も同じで、「何をすべきか」より「何を避けるべきか」を知っているほうが、ずっと効率がよく効果的だ。

(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)

 ――いかがだっただろうか。著者累計60万部を突破した新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』は、毎日を軽やかに生きるための87のコツが綴られている。是非本書を手に取って、“人生の指針となる言葉”を見つけてみてほしい。