京王新線幡ヶ谷駅ビル地階にある、食い道楽にはゴキゲンな店。メニューはなく「おまかせ」のみで、ストップをかけるまで出てくるが、ほとんどの人が8品ほどで大満足するという。
“皇帝の口に入る一番上等な食を出す店”として、オーナーシェフの石橋幸さん(56歳)が体に優しい料理を提供。旬の食材を中心に自由に組み合わせ、塩、砂糖、胡椒、ゴマ油など調味料を操る。炒め物が多いが、胃もたれしないのは医食同源の伝統か。
「豆腐と金華ハムの炒め煮」はサイコロ状の豆腐を使った甘辛テイスト。「クエの空揚げ香味野菜かけ」はネギ、ニンニク、香草などを刻んだ甘酢風のタレが胃を刺激する。「黄ニラとベーコン炒め」は人気の定番料理だ。
「栄養価の高いクロレラを練り込んだ麺を、ザーサイやゴマ油などで味付けした、さっぱりした里麺(リーメン)で締めるのが常連流」と下垣さん。
推薦者
下垣伸吉さん(53歳)
立正大学 総務部長
チャイナハウス 龍口酒家(りゅうこうしゅか)
東京都渋谷区幡ヶ谷1-3-1 ゴールデンセンタービルB1
TEL03-5388-8178
営業時間:17:30~22:30(LO) 月曜休 27席
菜単●おまかせ(8品ほど)/4000円前後●里麺/700円●クエの空揚げ香味野菜かけ/700円(1人前)●豆腐と金華ハムの炒め煮/700円(1人前)●甕出し紹興酒(グラス)/500円
(店舗情報は2008年4月時点のものです)