「脳汁でた!」「ページをめくる手が止まらなかった!」
と話題沸騰中の書籍がある。まず、受験の過去問集を思い浮かべてほしい。ほぼすべての過去問が白黒で文字が小さく、「いかにもむずかしそう」に見える作りをしている。そんな中、「超難関中学の算数問題をフルカラーでイラストもマンガも使い、対話形式で解説する」という前代未聞の算数エンタメ本『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』が誕生した。算数の本でありながら「AIにはできないこと」を裏テーマに作られたこの本の著者はDeNAでAIプロダクトマネージャー兼AIエンジニアとして活躍する菅藤佑太氏。菅藤氏はYouTuberとして4年間で840問もの中学算数入試を解説している。本記事は『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』の中から、公文国際学園中の問題を解説する。小学生も基礎が身についていればすぐに解けるこの問題、あなたは解けますか?
『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』(ダイヤモンド社刊)より
図形問題は補助線が引けるかどうかで決まる
さぁ、今回は、公文国際学園の問題を解いてみましょう!
正式な問題文はこんな感じ。

上の図でAD:DB=3:5,AE:EC=2:1です。
色のついた部分が39㎠であるとき、三角形ABCの面積は何cm2ですか。(公文国際学園中 2013年)
色のついた部分が39㎠であるとき、三角形ABCの面積は何cm2ですか。(公文国際学園中 2013年)
そして、問題文の情報を図形に書き込んだのがこちら。

図形問題では、まず問題文の情報をこのように図に書き込むことからはじめましょう。
『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』(ダイヤモンド社刊より)
さぁ、みなさん、ここからどう解きますか?
図形問題に慣れている人は、すぐ解ける問題だと思います。
図形問題で、問題文の情報を図に書き込んだ後にやるべきこと、
それは、補助線を引くことです!
さて、どこに補助線引きますか……?



