たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

みなさん、いかがですか?

今回はここに補助線を引くんです(上図)。

補助線を引いたらまずは、三角形ACDを見てみましょう。

下の図のように引いた補助線CDで切り離してみるとわかりやすいです。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

ここで、三角形の辺の長さと面積比の関係を思い出しましょう。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』(ダイヤモンド社刊より)

この三角形DCEと三角形DEAも高さが同じふたつの三角形なので、

底辺の比、1:2がそのまま面積比になります。

元の三角形に書き込むとこんな感じ(下図)。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

さて、三角形ABCに戻りましょう。

三角形CADと三角形CDBも先ほどと同じく、高さの同じ三角形なので、

底辺の比3:5がそのまま面積比になります。

ちなみに、三角形DCE:三角形DEA=1(△):2(△)とさっき求めたので、三角形ACDの比は1+2=3(△)と表せます。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

先ほども説明したとおり、三角形CADと三角形CDBは底辺と同じ3(○):5(○)になり、

三角形CDBは3(△)×5/3(3分の5)=5(△)と表せます。

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さて、ここで問題文に戻ると、

四角形CEDBが39㎠でした。

三角形DCEが1(△)だったので、四角形CEDBは1+5で6(△)と表せます。

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ここから、以下の式で1(△)が求められます。

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そして、三角形DEAは2(△)なので、求めたい三角形は2+6で8(△)と表されます。

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つまり、

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となるので、

答えは、52㎠でした!

みなさん、解けましたか?

菅藤佑太(すがふじ ゆうた)
manavigate株式会社 取締役/DeNA AIプロダクトマネージャー/株式会社東京産業新聞社 取締役
1994年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。
中学受験を経て洛星中学に入学。慶應義塾大学卒業後、新卒で有限会社未来検索ブラジルに入社し、2021年にmanavigate株式会社を立ち上げる。
その後、DeNAのAIプロダクトマネージャー兼AIエンジニアとして、「AIで世の中の働きかたを変える」べく奔走している。
また、自身が運営する算数入試問題を解説するYouTubeチャンネル「まなびスクエア」は、開設から1年で登録者数4万人を突破。
2025年10月の時点で874問を解説し、登録者数は8.41万人に達している。