かつてない学習参考書が誕生した。まず、「中学受験を経験ない人にも、死ぬまでに一度は解いてほしい!」を軸に世界遺産級の中学入試問題を厳選。それを、フルカラーでイラストも漫画も使い、先生と算数が苦手な小学生の対話形式で解説。これが前代未聞の、寝ながら読める有名中学算数問題解説本『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』だ。早速、「脳汁出ました!」と話題の本書の著者はDeNAのAIエンジニアである菅藤氏。菅藤氏は「中学入試の図形問題ほど思考力を鍛えられる問題はないですね! 頭のいい生徒を教える頭のいい先生たちが一生懸命考えた問題ですから! しかも小学生の知識で解けるのがミソ!」と豪語する。本記事は『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』の中から、毎年10名近く東大生を輩出する人気校・桐朋学園の中学入試問題を紹介する。まあ、つべこべ言わす、いったん解いてみたら? 制限時間は10秒! さぁ! はじめ! (構成/ダイヤモンド社・淡路勇介)

東京の人気校、桐朋中の入試問題に挑戦!
さて、今回は、長方形の中にある三角形の面積を求める問題です。
正式な問題文は、こんな感じです。

これをわかりやすくしたのが、こちらです。

みなさん、できましたか?
三角形の面積の求め方の公式は、多くの人が知っていると思いますが、
この問題は、辺の長さがいっさいわかっていません。
でも、補助線を1本引くだけで、すぐに解けちゃうとてもいい問題です。
図形問題は、補助線が引けるかどうかがカギになってきます。
実は、これ、AIに解かそうとするとなかなかできないんです。
答えをネット上から引っ張ってこようとしたり、小学算数ではなく、高校数学の知識を使って解こうとする。
みなさんには、AIが苦手な図形問題、解けましたか?
ここに引けば一瞬で解ける
算数に慣れてる人は、すぐにわかったのではないでしょうか。
ここですね。



