では2026年以降、フィジカルAIの分野では何が起きるのでしょうか?予測されることは生成AIに遅れること数年で、フィジカルAIの能力も人間に近づき、追いつき、やがて追い越していく未来です。
以上のように3つの視点で考察してみると2026年の仕事消滅事情は、2017年当時に想定していた以上に先に進みそうです。ホワイトカラーもブルーカラーもどちらもこの流れに飲み込まれる予感をいだかずにはいられない状況です。
ただ一時的にはアメリカで起きているようにホワイトカラーがブルーカラーに転職することで、ブルーカラービリオネアと呼ばれるような幸せな転職を実現することができそうです。
実際、建設現場での人手不足は深刻です。派遣業界で登録者が一番高い年収を得られるのも、建設現場向けの施工管理の分野です。旺盛な不動産需要を考えると、この領域に若い人材が入り込む余地は十二分に存在しています。仕事消滅現象への対抗策としては、おそらく2030年ころまではそれがAIの時代の典型的なサバイバル術になるかもしれません。
しかし、時期を過ぎると建設や保守の現場にもブルーカラービリオネアを補助する助手のロボットが配置されるようになるでしょう。やがてはホワイトカラーもブルーカラーもどちらもあまり稼げなくなる。勝つのは投資家だけという未来に状況が様変わりするでしょう。そのことを考えると、将来資本家に再転職するためにも、より早く消滅するホワイトカラーからブルーカラーへの転職は今すぐにでも決断したほうがいいのかもしれません。







