生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)
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使わないものを出していないか?
私は「使っていないモノ、必要のないモノは資産ではなく負債(借金)」という考え方を徹底することをおすすめしたいと思います。
朝起きて服を着る、食事をする、食事を片付けて家を出る……、こうした一連の作業においても必要最小限のモノしかない状態と、多くのモノからいつも選択しなければならない状態とでは、どちらが時間の節約になるかは言わずもがなだと思います。
生産性の高い人は、モノを足す前に引いている
モノが少なくなればなるほど時間効率は上がり、頭も冴え、必要なものと不要なものを瞬時に見分けることができるので時間効率は上がります。
ですから生産性を上げたいと思うなら、モノは足す前にまず、引くことを考えるようにしてください。
家の中をすっきりさせて必要最小限のモノだけを持つようにすると、引っ越す際も身軽ですし、新しく便利な家電・テクノロジーを導入しようと思ったときも、古いものをいつでもさっと捨てられます。
週末の空いた時間で「減らす」
残念ながらモノはどんなに上手に管理をしても、物量だけで生産性は上がらないどころか下がります。
ですからモノは「増やして管理」ではなく、まずは「減らす」が正解だということです。
多すぎるモノは負債、将来、整理をしなければいけない借金であることを理解すれば、家や職場にむやみやたらに不要なモノを置くことはなくなるはずです。
(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。)







