生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)
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頭のいい人は自分でやらない
生活の質を下げずに自分の時間を取り戻すには、自らの稼働をとにかく減らすことが重要です。
そのカギはなんと言ってもテクノロジーの導入にあります。
「手作業が偉い」の時代は終わった
ですがなぜか日本では「自分でやるのが偉い」「手作りが偉い」といった風潮があり、人の力を借りたり機械やテクノロジーを使ったりすることへの変化を嫌う傾向があります。
自分が手を動かすことで質が高まり、自分の時間が増えたり楽しさが増したりするのなら、やってもいいと思いますが、質が落ちる上に自分の時間が減るのであれば、それは自分でやらないに越したことはありません。
自分でなくてもできることは自分でしない
自分の時間を取り戻したいと思うなら、これはもう、アウトプットからすべてを逆算して、自分でやるべきこと以外は、自分でしないようにすること以外ありません。
働いていたり子育てをしたりしていれば、時間が余ることはほぼないはずです。
そうであるなら自分でなくてもできることはテクノロジーに任せ、できた余裕で子どもや家族、そしてなにより自分に優しく接するほうが健全です。
変化を恐れてはいけない
私たちはいろいろな意味で変化を嫌う生き物ですが、それでも変化を考えているときは現状に不満があるときですから、変化の結果、うまくいくことは多くあります。
「変化はうまくいくことのほうが多い」と信じる
損失回避傾向があると「うまくいっていないことを変えて、よりうまくいかなくなったらどうしよう」と躊躇することがありますが、自分の時間を取り戻したいと思うなら「変化はよりうまくいくことの方が多い」と信じて、変化を積み重ねた方がいいはずです。
いまテクノロジーと仲良くすれば、未来に差がつく
変化に挑む人と嫌う人では、50代、60代、あるいはそれ以降も大きな人生の差がつきますから、いまのうちにできるだけ変化を厭わずチャレンジすることが大切です。
(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。本では生産性を爆上げするテクノロジー・家電を、商品名、価格を含め、具体的に紹介しています)







