パワハラ上司の説教を
うまく受け流すコツ
つまり「強くなる方法」っていっぱいあるんです。
自分でひたすら強くなろうとするんじゃなくて、受け流し方を知っていたり、まわりに頼ったり、「助けて」って言えるようになることも、すごく大事だと思います。
「心を鍛えろ」と言う人もいます。「俺がきついことを言ってやってるのは、お前のためなんだぞ」なんていうパワハラ上司なんかもそうでしょう。
もちろん、参考になると思ったら聞いてもいいんですけど、こうした相談を受けた場合、私は「そんなド正面から向き合わないでね」「受け流してね」と言ってます。
仮に、本人が「もっと強くなりたい」と思っていても、別にパワハラ上司に鍛えてもらわなくてもいいですよね。
「これは乗り越えなきゃいけない試練だ」などと言ってくる人がいても、本当に自分が乗り越える必要があるのかを考えたほうがいいです。
「なぜ、他人が出してきた試練を乗り越えなきゃいけないのか」って視点も必要かもしれません。
試練なんて、避けられるなら避けて通ったほうがいいじゃないですか。
「自分はこれとこれだけあれば満足だから、こんな試練はいらないや」
そんなスタンスもアリなんです。
自分の人生に必要なものだけを大事にしていく。
そんなしなやかな取捨選択が「心の強さ」につながっていくと思います。
ポンコツな自分を
理屈抜きに愛そう
「私ってあれも、これも、こんなことすらできません」と言われる人が多いです。
「今までできていた歯磨きができなくなりました」
「SNSをちゃんと見られないし、LINEの返事も返せないんです」
「メイクする気力がありません」
「お風呂にも入れなくて一日寝ています」
「何もできてなくて、もう消えたいです」
本人は自分を何もできない人間だと思うかもしれないけど、実際はそんなことありません。人って生きてるだけでいろいろなことが積み上がっているんですよね。







