では、具体的に見ていきましょう。
まず、「元が取れているか」を判断するには、その状態を明確に定義する必要があります。つまり、支払った金額に対して提供されるサービスの価値が上回っている状態を考え、その関係を数式で表現するのです。
具体的には、以下のように表せます。
支払った金額≦得られた価値
次に、サービスの価値をどう評価するかがポイントです。ここから具体的な計算に入っていきます。
サブスクリプション料金≦サービス特典
先ほどもいったように「YouTube Premium」の特典はいくつかありますが、今回は「広告が表示されなくなる」のみだと仮定して考えていきます。
「YouTube Premium」に加入すると、興味のない広告動画を見ずに動画を再生できるようになります。このとき、本来は広告を見るために使っていた時間を使わずにすんでいるということになります。
つまり、私たちは「YouTube Premium」に加入することで「時間」を得ているのだ、といい換えることができます。この考えにもとづいて、先ほどの式を書き換えてみましょう。
サブスクリプション料金≦広告に費やさずにすんだ時間の価値
時給の概念を使えば
時間の価値を正しく測れる
次に考えなくてはいけないのは、「単位」です。
お金と時間というのは全く異なる概念であり、単位も全く異なるため、どちらの価値が高いかなどは比べることはできません。
しかし、実は意外と身近なところに、お金と時間を結びつける概念があります。それは、「時給」です。
「時給1200円」といったとき、それは「1時間働いたら1200円もらえる」という意味になります。働き手の目線でいうと、自分の時間を1時間仕事に提供し、その対価として1200円をもらうわけです。いい換えれば「その人の1時間の価値は1200円である」ということです。
では、仮に時給を1200円として、先ほどの式を書き換えてみましょう。
(サブスクリプション料金:月額1280円)≦(時給1200円)×(本来なら広告を見ていたはずの時間)
つづいて、本来なら広告を見ていたはずの時間の長さがどれくらいかを考えてみます。







