人生は思うようにいかないことばかり。
努力しても報われない日もある。
誰にも理解されず孤独を感じる夜もある。
それでも、人は小さな言葉で再び立ち上がることができる。
そんな「人生を豊かにしてくれる言葉」を集めたのが
『自分に自信が持てません 生きづらさがほどける50の言葉』(いれぶん)だ。
あなたの悩みをきっと解決してくれる言葉があるはず。
耳を澄ませて読んでほしい。
Photo: Adobe Stock
「事実」と「解釈」を分ける
失敗すると「やっぱり自分はダメだ」と思ってしまう。誰かに注意されると「全部が間違っている」と感じてしまう。小さな出来事を大きな欠点と捉えてしまい、そのクセが抜けなくて、いつも心が重くなる。
わたしにも、そんな時期がありました。会議で意見を出すたびに否定され、「自分は発言すべきじゃない」と思い込んでしまったのです。けれど、別の場面で同じ意見を口にしたら、今度は「良いアイデアだ!」と評価されました。あのときの否定は、ただ相手の都合に合わなかっただけ。自分の存在そのものを否定されたわけではなかったのです。
自己否定のクセをやめるために大切なのは、「事実」と「解釈」を分けることです。
「注意された」というのは事実。「自分は役立たない人間だ」というのは解釈です。
事実はそのまま受け止めてOK。でも解釈によって自分を傷つける必要はありません。
手帳に「事実」と「解釈」の欄を分けて書き出すだけでも、心のもつれは少しずつほどけていきます。
人は不安や恥ずかしさを避けようとして、最悪の解釈で先回りし、自分を守ろうとします。それが「どうせ自分はダメ」という思考の正体。
その行動は未来の挑戦の芽まで摘んでしまう。一度の否定は永遠の評価ではありません。
評価を恐れて沈黙すればするほど、成長の機会は遠のきます。
深呼吸を数回してから短い一歩を踏み出してみる。それだけで景色は変わっていきます。
もう一つの方法は、自己否定を言い換えること。「どうせ自分なんて」ではなく、「まだ伸びしろがある」と捉えてみる。「失敗した」だけで終わらせず、「次はこうしてみよう」と言葉を続ける。たった一言の置き換えでも、心の向きは確実に変わり始めます。
忘れないでください。あなたは欠点のかたまりではありません。
まだ見えていない可能性のかたまりです。
失敗も注意も、その可能性を広げる材料にすぎません。そう捉えるだけで、自己否定のループは少しずつゆるみ、心は自由に前へ進めるようになっていきます。
欠点に見える場所にこそ
可能性の種が隠れている
※本稿は、『自分に自信が持てません 生きづらさがほどける50の言葉』(いれぶん)より一部を抜粋・」編集したものです。









