上がった株は好業績の株以外にビットコイン関連株も多い!
“優待詐欺”のREVOLUTIONが下落率ではトップ
続いては、中小型株の上がった株&下がった株ランキングを紹介。まず上がった株では、ビットコイン関連で株価が急騰した銘柄と、実需を捉えて業績を堅調に伸ばした銘柄が混在する結果になった。
上位には、1位Bitcoin Japan(8105)、4位コンヴァノ(6574)、5位エス・サイエンス(5721)と、ビットコイン関連がズラリ。株価はビットコインと連動する投機的な動きとなっているため、投資判断はいずれも「弱気」か「中立」だ。
一方、上昇率15位の配電盤メーカー・かわでん(6648)は、堅調な業績を裏付けとして、アナリスト評価は「買い」。半導体工場や再開発の建設が活発で、業績計画を上方修正。PER11倍、配当利回り3%超と割高感がない点も評価された。ザイ・アナリストの小林大純さんによると、かわでんのように「業績は好調なのに、株価が調整している銘柄は狙い目」だという。
続いて、下落幅が大きかった中小型株のランキングは以下の通り。
ランキング上位には、経営陣への不信感が濃厚な銘柄や、業績不振の銘柄が並んでいる。1位のREVOLUTION(8894)は、高利回りの株主優待を新設しながら、一度も実施することなく撤回して、投資家の反感を買った。投資をする際は利回りだけで判断せず、業績や経営方針などもきちんと確認することが重要だろう。
本記事は、ダイヤモンド・ザイ2月号の内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。









