緩和傾向が目立つ中堅・中位校
神奈川の中堅上位層は250人募集の逗子開成と同160人の鎌倉学園が支えている。逗子開成は、Cランクで150人募集の1日[1次](450人・2.1倍)が2割減の緩和傾向が続いており、2倍を割るかもしれない。同じくCランクの3日[2次](375人・4.4倍)は1割増に上向いている。5日[3次](463人・4.5倍)はBランクで受験者数が最多の入試回となるが、こちらは微減が続いている。
鎌倉学園は100人募集でDランクの1日[一次](345人・2.1倍)が微増傾向だが、いずれもCランクの2日[二次](330人・4.5倍)と4日[三次](312人・3.8倍)は2割減と微減と軟調だ。やはりCランクの1日午後[算数選抜](97人・2.9倍)は、22年は187人が受験していた人気の入試回だった。志望者数は微減となっている。
系列の獨協医科大学への内部推薦枠ができたこともあって人気化した獨協。志望者数は全般的に上向きだ。最も受験者数が多い国算2科のDからCランクに上がった1日午後[2回〈午後〉](642人・2.5倍)を見ると、22年(685人・3倍)、23年(603人・2.6倍)、24年(737人・2.8倍)と隔年現象も感じる。志望者数は微増傾向となっている。4科の3つの入試回は、Eランクの1日[1回](293人・3.1倍)は1割弱増、Dランクの2日[3回](381人・3.5倍)と4日[4回](305人・6.8倍)は2割増と増加傾向になっている。
4つの入試回の受験者数合計は1955人から25年は1421人まで減少した日本大学豊山。5倍、6倍当たり前の高倍率が3倍台に落ち着いてきた。午前は4科、午後は2科で午後の方が受験生を集めている。1日[1回](309人・2.5倍)は前年並みだが、2日午後[2回](457人・3.7倍)は1割半減の緩和傾向となっている。3日[3回](261人・3.3倍)と3日午後[4回](394人・5.4倍)は微増だが、ほぼ前年並みに推移しそうである。
ここからは中位の男子校である。京華の入試は「中高一貫」と「特別選抜」に分かれるのだが、基本はFランクとなっている。1日[1回]は、Gから上がった「中高一貫」(80人・2.4倍)が6割半増と人気なのは24年(138人・2.1倍)から大きく減らした反動と思われる。「適性検査型」(12人・1.5倍)もあるが志望者数はごくわずか。「特別選抜」は午前(6人・2倍)と午後(169人・4.7倍)に分けて実施されている。いずれも増加傾向で、午後は受験者数をさらに上積みしそうだ。
2日午後[2回]は、「中高一貫」(211人・2.2倍)とEランクに上がった「特別選抜」(45人・2倍)が3割増と4割増で、どちらも人気化している。3日[3回]は、Gから上がった「中高一貫」(130人・1.7倍)と「特別選抜」(19人・2.4倍)が4割半増と前年並みに分かれている。
足立学園の入試も募集人員100人のGランク「一般」と同40人のEランク「特別奨学生」に分かれ、入試も午前と午後に分けられている。志望者数は全体的に減少しており、緩和傾向にあるようだ。「一般」枠で合格後の辞退はできない1日[1回志](168人・1.7倍)で、合格者合計のほぼ半分を出しており、これが主力入試となる。志望者数は前年並みで推移していたが、11月に2割強減らしているのが気になる。いささか倍率が緩和すれば、第一志望の受験生には喜ばしいのだが。
1日[一般1回](64人・3.6倍)と1日午後[特別奨学生1回](209人・10.5倍)は2割弱減と減少傾向、2日[一般2回](140人・4.7倍)と2日午後[特別奨学生2回](94人・18.8倍)は減少傾向と2割半減、3日[一般3回](110人・7.3倍)と[特別奨学生3回](72人・14.4倍)は1割半減と1割減となっている。4日[一般4回](103人・7.4倍)は唯一上昇傾向で、[特別奨学生4回](93人・18.6倍)は2割減、5日午後[特別奨学生5回]も1割強の減少となっている。







