巣鴨と世田谷学園と攻玉社の動向
巣鴨と世田谷学園と攻玉社は似たような水準にある学校で、受験生を奪い合う関係でもある。巣鴨はDからCランクに上がった1日[I期](266人・2.7倍)は10月の2割増から11月は微減に転じている。難関校受験生の併願先として人気がある1日午後[算数](588人・2.2倍)はBからAランクに上がっている。23年(556人・2倍)、24年(652人・2.3倍)と隔年現象も感じさせるが、志望者数は2割弱減となっており、2倍程度まで緩和する可能性がある。Cランクの2日[II期](374人・2.5倍)は24年(405人・2.6倍)から減らしているが、志望者数は減少傾向にあり、さらに緩和しそうである。一方で4日[III期](276人・3.6倍)は1割前後の増加が続いている。
世田谷学園は4つの入試回を設けている。試験問題は同じだが、本科コース(160人)と算数・理科の配点が2倍となる理数コース(40人)に分かれ、「理数」に出願した受験生は自動的に「本科」にも出願したと見なされる。そのため、「理数」から「本科」へのスライド合格が大量に発生しており、「本科」の合格者数には「理数」の受験生も重複して含まれている。したがって、「本科」の合格者数と倍率は「本科」のみに出願した受験生のものでは必ずしもないことをまずお断りしておきたい。志望者数の動向とランクは「本科」のものを載せてある。
Cランクの1日[1次]は「理数」(124人・24.8倍)、「本科」(190人・2.5倍)で、志望者数は3割以上の減少が続いており、「本科」は大きく緩和しそうだ。Bランクの1日午後[算数特選]は「理数」(277人・3.2倍)、「本科」(313人・1.5倍)だが、こちらは微減であり、倍率的には26年も一番受かりやすい入試回となるだろう。2日[2次]は「理数」(290人・4.8倍)、「本科」(408人・1.8倍)だが、2割弱も減少しており、1倍台半ばまで緩和しそうだ。4日[3次]は「理数」(138人・17.3倍)、「本科」(216人・4.3倍)なのだが、志望者数は1割減っており、いささか緩和する可能性が出ている。
1月10日の国際学級(募集人員40人)と3つの入試回で200人を募集する一般学級に分かれる攻玉社。2月の入試回すべての志望者数が大きく上向いている26年の注目校である。1日[1回](325人・1.8倍)と2日[2回](342人・1.9倍)は1割半増と3割増となっている。[1回]と[2回]から10人ずつ募集人数を減らすため、2倍乗せも視野に入ってきた。
Bランクの5日[特選](107人・2.7倍)は20人増やして40人を募集、これまでの「算数1教科型」に加えて「国語・算数2教科型」を新設する。算数の「共通」に加えて、前者は算数「発展」を、後者は「国語」を課す。志望者数は5割半も増えており、上位校受験生の最後の望みとなる入試回の一つとなりそうだ。







