志望者増が見られる中堅上位男子校

 1日の初回入試の志望者数が増えているのが高輪と城北だ。高輪は、4つある入試回のうち、Bランクの2日午後[算数午後](309人・3.6倍)が1割半の減少で、いささか緩和しそうである。Dランクの1日[A](288人・2.7倍)、いずれもCランクの2日[B](434人・3.1倍)と4日[C](309人・3.6倍)は、それぞれ3割半増、微減、2割増と分かれたものの、こちらは全般的に人気を集めているといえそうだ。

 城北は3つの入試回を設けている。約125人を募集する主力のCランクの2日[2回](605人・2.1倍)に多く集まるが、志望者数は1割ほど減少傾向となっている。Cランクの1日[1回](356人・2.7倍)とCからBランクに上がった4日[3回](293人・5.6倍)は、1割増と微増になっており、期待が持てる。

 年末、早々に27年の入試内容(募集人員)の変更を公表した。1月5日に[帰国生選抜](約20人)を新設、2月1日[1回]は[4教科選抜1回](約100人)と20人減に、2日[2回]は[4教科選抜2回]で変わらず、4日[3回](約30人)は1日午後[算数選抜]の1教科入試に衣替えする。全体的に前倒しで生徒の確保を狙う意図がありそうだ。

 同じく3つの入試回がある成城は、140人募集の3日[2回](729人・3.2倍)が主力で、同100人の1日[1回](393人・3倍)共々、10月の微増から11月は微減に転じているものの、おおむね前年並みとなりそうだ。同40人の5日[3回](407人・6.8倍)は1割ほど志望者数が増加傾向にある。

 進学実績の向上に伴い、I類(難関国公立・私立大コース)とII類(最難関国公立大コース)の類別募集を26年からやめてII類に寄せる形で一本化する東京都市大学付属。25年実績を合算値で、ランクはII類のCランクでそれぞれ示す。主力となる約90人募集の1日午後[2回](355人・1.1倍)を国算2科から国語または理科+算数の2科に変更することで、同じ世田谷区にあり受験生を奪い合う関係のBランク共学校である東京農業大学第一[2回]に合わせた。志望者動向を見ると、国算は2割ほど減らしているものの、新設される理算が補って余りある勢いとなっており、両校の受験生争奪戦は激しさを増しそうだ。

 1日[1回](122人・1.9倍)は微増、3日[3回](175人・3.4倍)と5日[4回](167人・6.7倍)は1割半増と1割増で、上向きである。国算英3科の3日[グローバル](20人・1.3倍)は志望者数が少なめで上下動が激しいので予想は控えたい。