勢いが続く佼成学園と入りやすい中位校
ここ数年人気上昇傾向にある佼成学園は、FからEランクに上がった「一般」とDランクの「特別奨学生」に大きく分かれ、グローバルコースが人気をけん引している。1日[1回](166人・3.2倍)は、全体では減少傾向ではあるものの、新たに設けられたグローバルコースに進める「グローバル」(募集人員10人)の人気が高い。2日[2回](212人・4.9倍)も微減、3日[3回](192人・5.2倍)は前年並みとなっている。
2日午後[1回特別奨学生](233人・3.1倍)は2割増を、5日[2回特別奨学生](188人・2.8倍)は4割半増をそれぞれ保っており、大きく伸ばしそうな勢いにある。最多の受験生が集まる1日午後[グローバル特別奨学生](263人・3.7倍)は11月に2割減まで落ち込んだ。一方で、他校であれば「帰国生」や「国際生」の募集枠に相当する英検準2級以上の英語力を求められ、英語の取り出し授業を行う「SEクラス」に進む3日[Super English](10人・2倍)は、志望者数がごく少ないものの勢いは大いに感じさせられる。
多種多様な入試を実施する聖学院は、東京の中位男子校志望者にとって唯一の希望かもしれない。26年から特待生入試は廃止された。大きくGランクの「一般」とFランクの「アドバンスト」に分かれ、英語や教科型以外の入試も取りそろえている。最多の受験生を集めるのは1日午後[1回アドバンスト](178人・2.2倍)で、[1回一般](151人・2倍)がそれに次ぐ。志望者数は微減と2割強の増加に分かれた。2日[2回一般](117人・2.9倍)は1割の増加、2日午後[2回アドバンスト](104人・2.7倍)と3日午後[3回アドバンスト](86人・2.9倍)は、4割弱減と微減となっている。全体的に「一般」の方に勢いがありそうだ。
1日[英語特別](11人・1.8倍)は志望者もほとんどいないので少数精鋭が続くだろう。1日「ものづくり思考力」(28人・2.3倍)は少ないながらも志望者数2倍増、2日午後[デザイン思考力](13人・2.2倍)も同様に3倍増と受験生はさらに増えそうだ。3日午後[グローバル思考力](9人・2.3倍)は4日[グローバル思考力特待]が名称変更して移動してきた。志望者数がごくわずかなので予想は控える。4日[オンリーワン表現力](13人・1.9倍)は少ないながらも志望者数が3倍増と勢いがある。複数回受験に応じた加点制度も実施されるので、最後まで諦めずに挑んでいただきたい。
神奈川にも2つの中位男子校がある。Gランクの藤嶺学園藤沢はいずれも教科型入試で、入試回によってバリエーションがある。1日[2科・4科](39 人・1.8倍)は志望者数が少ないながらも減少傾向なのに対して、最多の受験生が集まる1日午後[2科1(特別奨学生)](158人・1.4倍)は前年並みを維持しそうだ。2日午後[2科2](53人・1.8倍)は大きく減少傾向、志望者数が突出して多い3日午後[得意2科目選択型A](57人・1.6倍)は微減、5日[得意2科目選択型B](35人・2.5倍)が2割減と、全体的に緩和傾向にあることが否めない。
OB校長が率いる武相は、国算2科か国語または算数の1科選択が基本となる。志望者数が全体的に少ないので傾向のみを記すと、1日[1回](24人・1.3倍)は上向き、特待生判定のある3日[2回](10人・2倍)と8日[3回](19人・1.2倍)は増加傾向と前年並みになっている。
東京・小平市に小学校と中学校があるサレジオは、2日[一次](23人・1倍)と9日[二次](1人・1倍)があるが、26年も全入状態が続くものとみられる。
25年入試については、「難関疲れ」「英語特化型」「中堅・中位校人気」の3つの傾向についても以前分析したので、改めてご参照いただきたい。







