一人の夜を最高に充実させる方法
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)など、累計33万部を突破した人気シリーズの原点、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)です。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。

【精神科医が教える】「孤独から一瞬で解放される」究極のコツPhoto: Adobe Stock

年末年始に体調を崩しやすい理由

本日は「孤独から解放される方法」というテーマで、少しお話ししてみたいと思います。

実は、年末年始の時期、私たち精神科医は「体調を崩す方が増えるのではないか」と少しドキドキしながら過ごしています。

なぜ年末年始に体調を崩しやすいのかというと、連休に入って日常のペースが乱れることに加え、世の中に「絆(きずな)」のオーラが漂い始めるからです。「家族やカップルが楽しく過ごしているだろう」という雰囲気が強まるため、一人で過ごしている方は、普段以上に強い孤独感を感じやすくなってしまいます。

また、逆に「家族と会いたくない」と思っている方にとっても、親戚の集まりなどで「もっとしっかりしろ」といった余計な言葉をかけられる機会が増えるため、ストレスで体調を崩してしまうケースも少なくありません。

孤独感の正体とは?

そもそも、なぜ人は孤独を感じるのでしょうか。私自身、基本的には寂しがり屋なので、孤独を感じる時期はもちろんあります。その経験を振り返って思うのは、孤独感の正体は「周りの人への期待」であるということです。

「自分のことをもっと分かってほしい」「思う存分語り合いたい」といった期待が強いと、それが叶わない現実とのギャップに苦しむことになります。もし今、あなたが孤独を感じているのなら、まずは「期待をゼロにする」ことから始めてみてください。「一人でもいい」「理解されなくてもいい」と割り切ってしまうのです。

「一人での過ごし方」をシミュレーションしておく

本質的に、人間は誰もが孤独な存在です。自分と同じように世界を見ている人は、自分以外には存在しないからです。それを踏まえた上で、たとえ今、豊かな人間関係の中にいる人であっても、「もし自分一人だったらどう過ごすか」を日頃から考えておくことをおすすめします。

読んでみたい本をストックしておく
何かを書いてみる
スポーツジムに行って体を動かす
近所のお店を開拓してみる

このように「やりたいこと」がたくさんあれば、気がついたら一日が終わっていた、という状態をつくれます。孤独を感じる隙がないほど、一人の時間を充実させるイメージを持っておくことが大切です。

孤独な人ほど「一人で楽しむ姿勢」が大切

孤独を感じている時に一番避けたいのは、「私は孤独です、誰かいてほしい」という気持ちを前面に出してしまうことです。

人は、自分自身の寂しさを埋めてもらうための「道具」にされることを重く感じ、避けてしまう傾向があります。皮肉なことに、寂しさをアピールするほど、人は遠ざかり、余計に孤独になってしまうのです。

逆に、一人で充実して楽しそうにしている人は、周囲から見て魅力的に映ります。「一人でも構わない」というスタンスで動けている人のほうが、結果として周りに人が集まり、孤独から解放されるという好循環が生まれるのです。

「笑顔」で一日を締めくくる

どうしても気分が沈んでしまう時は、意識的に「笑って過ごす」ようにしてみてください。笑顔は明るい心をつくります。たとえ少し大げさであっても、ニコッとしてみるだけで、周囲には「ポジティブな雰囲気」が伝わります。

もし一人で過ごしていたとしても、自分が興味のあることに没頭し、「今日も楽しく終わったわ」と笑顔で眠りにつけるような、そんな一日を過ごしてみてくださいね。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。