写真はイメージです Photo:PIXTA
仕事にまじめに取り組んでいるはずなのに、納期に間に合わず、長時間のデスクワークに疲弊するばかり。しかし、こうした空回りは、心の持ちようやスマホアプリで簡単に解決できる。障害者の就労支援事業を運営する筆者が、毎日の仕事が楽になる方法を教える。※本稿は、株式会社KyoMi代表取締役の柏本知成『ポストが怖くて開けられない!発達障害の人のための「先延ばし」解決ブック』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。
時間のかかった完璧な仕事より
早くて7割の仕事が喜ばれる
※登場する人物の名前はすべて仮名です。個人情報保護のため、一部の属性や状況についても変更しています。
中堅IT企業で、実習を始めて間もない大西カイトさん(20代男性)は、初日の昼休みに、こう相談しにきてくれました。
「マニュアルの表現が気になり、1行ずつ磨いていたら午前が終わってました……」
資料を「完璧」に仕上げてから出す。それが彼の信条でした。
そんな彼に、「7割でもいいから、まず全体像を担当者へ送ってみましょう」とアドバイスをしました。
カイトさんは、勇気を振り絞り、未完成の草稿をチームチャットに投げると、担当ディレクターが即座に返信。
「助かります!ここまであれば、レイアウトが先に進められます。色の統一はこっちでやるので、本筋に集中してください」
カイトさんは、目を見開きました。
「完璧」を手放した瞬間、プロジェクト全体が前へ動き出したのです。
実習3日目。「7割→9割→最終稿」と、小さな修正サイクルを3日で回すうち、チーム内の疑問点が早い段階で解消され、納期前には、ほぼ完成形になりました。







