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発達障害の人は仕事ができないと思われがちだが、苦手な部分が目立つだけで一芸に特化している。むしろ、正しいマネジメントで長所を引き出せば、職場のエースとして活躍することも少なくない。障害者の就労支援事業を運営してきた筆者が、当事者に向けたマネジメント術を紹介する。※本稿は、株式会社KyoMi代表取締役の柏本知成『ポストが怖くて開けられない!発達障害の人のための「先延ばし」解決ブック』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。
能力が低いと誤解されがちな
発達障害の人たち
※登場する人物の名前はすべて仮名です。個人情報保護のため、一部の属性や状況についても変更しています。
これまでに、さまざまな方の社会復帰の支援をしてきて思うことは、発達障害の方たちは「能力が低い」のではなく、「能力バランスが偏っている」ということ。
できることと、できないことの“差”が激しい。しかも、それが人によってバラバラなのです。
ある人は一度スイッチが入ると寝食を忘れて、ひとつのことに没頭することができるけれど、そのスイッチがなかなか入らない。
またある人は、集中力の切り替えが得意な反面、周りの状況が見えず猪突猛進。気がついたら、周囲を疲弊させてしまっている。
またまた、ある人は、普段の仕事は丁寧で早い。ただ感情のコントロールが苦手で、思い通りにいかないことがあると、途端に不機嫌に。
ところが多くの職場では、こうしたギャップを「できない部分を平均値まで引き上げる」発想で埋めようとしがちです。
しかし、それでは本来の強みまで、薄まってしまいます。







